東のエデン 第11話「さらにつづく東」

飛来するミサイルに立ち向かう2万人のニート。彼らの知恵を直列につなぐための東のエデン。戦闘機やパトリオットがミサイルを撃ち落していく図は最後を飾る見せ場でした。そして、朗はこの国の「王」となることを選ぶ。たとえそれが辛い道だとわかっていても、彼を信じた人がいたから……。


なかなか感想の書きづらい回となりました。ニートたちが力を合わせるというのは最終回らしいのですが、具体的にどれだけのことが出来たのか見えにくかった感はありますね。でも板津が生きていたのは良かった。ただそうなると、いよいよ彼をひいた理由が不明ではありますが……。あるいは物部が結城を心理的に追い詰めるためかも。


もう一つ、良かったのは朗が咲の手を引いてくれたこと。これが下手な主人公だと全部一人で抱えて走って行っちゃったりしがちですからね。あそこで咲の思いを無にする彼ではないと思ってましたが、さすが、鮮やかでした。


エデン男性メンバーも全裸になって奮闘したのは、単にニートたちに紛れるためだけなのか、それとも「人間一度裸になって付き合ってみろ」的なメッセージがこめられているのか。朗は何を思って「王様」となるのか。そもそも80億円足らずで王様とはどうなのか。さらに、明らかにあやしげな阿東タクシー運転手さんの正体は……。


もう、とにかく劇場版を待つしか無いということですかね。劇場版自体は初めから告知されていましたが、2作あるとは思いませんでした。11月と1月かあ。まだ先だなあ……。


ともあれ、テレビアニメとしては最終回。作画もお話も高密度で見せてくれました。考えてみればノイタミナを全部見たのは初めてでした。その意味ではちょっと記念碑的作品かもです。