東のエデン 第10話「誰が滝沢朗を殺したか」

物部と結城の思想が怖すぎて震えてしまいます。結城の辛い事情は分からないでもないんですが、だからと言ってミサイルを撃ち込んでも何か良くなるわけもなし。ましてや国を救うことになろうはずもなく。ただ多くの不幸を生み出すだけです。……でも、こんな当たり前のようなことを言ったところで、多分彼には届かないんでしょうね。そこがまた重く悲しい。

むしろ問題なのは物部ですよ。組織自体をのっとり、権力を手にすれば、彼ほどの能力であれば地道に日本を変えていくことだって出来ようものを。なぜミサイルなんて話に乗ってしまうのか。前回平然と板津を殺したところを見ても、この人は冷静なようで本性がゆがんでますよ。色々情報を話してくれたのはありがたかったですが、共闘できる人ではありませんね。

視聴者としては、やはり共感できるのは滝沢朗のほうですよね（「結城に共感」という人が少ないことを祈ります）。咲もみっちょんも、他のエデンのメンバーも彼のことを支えてあげてほしいものです。疑ってる場合じゃないよ。