RIDEBACK-ライドバック- 第11話「曇りのち雨ときどき…」

いよいよラス前、なのではありますが、いまひとつ盛り上がってこない心地です。一つには、前回、すずりの突然の死が、どうしても消化しきれていないことがあります。そしてもう一つには、琳に戦う理由がないことがあげられるでしょう。

彼女はＧＧＰに追われる身ではありますが、「悪い」と言い切れることをやったことはなく、テロリスト扱いが冤罪であることは明らかです。積極的に反抗したわけではなく、巻き込まれただけの流れ。ＧＧＰに嫌悪感は持っているでしょうが、テロリストに組するような神経にもなれず、右往左往してしまっています。これでは視聴者も燃えようがありません。

加えて、そのＧＧＰ・ロマノフ大佐のやりたいこともいまいちわかりません。結局白ライドの売り込みと、旧怨を晴らそうと画策しているだけのようで、悪役としての魅力が無い様に感じられます。

次回でこういった不満を一気に解消してくれれば良いのですけどねえ。