CLANNAD AFTER STORY 第19話「家路」

朋也にとって、そして直幸にとっての家路でありました。


ここ数回のCLANNADは見るのに覚悟が必要というか、事前に気構えていたものですが、今回は前回に汐と心が通じたこともあって、比較的に気楽に見られましたね。ほっと一息。とはいえ、内容が軽いわけでは全然無くて、またまた感涙なのでありましたが。


だいたい、アバンタイトルからAnaというのが反則的です。渚の部屋に入って、ようやく過去に向かい合うことができた朋也。早苗さんに礼を言って、「これからは自分が育てていく」という決意を表明して、秋生とはビールを酌み交わして、家族の団らん。もうアバンだけで「つづく」という文字が出ても不思議でないほどの勢いでありました。


そして、作品全体を貫いてきた大きなテーマ、「朋也と父親との和解」。もう、涙無くしては見られないシーンです。「いつの間にか、やり終えていたのか……」 この言葉が重い。一緒にお風呂に入る親子の描写が、まさにアニメならではの印象度でした。


一方、明るいシーンの筆頭と言えばやっぱり風子リターンズ、ですね。再登場というか、アフターに限れば初登場。前作でも後半はコメディリリーフでしかありませんでしたから、風子としての本格的な登場は実に久しぶりです。砂場で山を作っているところが実に風子。人見知りするところも懐かしい。25歳(前後)とは思えないのみならず、高校生レベルにすら見えないところも風子ですよねえ。あくまで「はじめまして」なのが寂しい気もしますが、やっぱり彼女の動きと声は面白いです。


しかし、あえて言えばまだまだ時間が足りません。風子分の充実は、さらに次回以降を期待です。


その次回。予告がこれでもかというほど汐です。朋也の一人称であるゲームとは異なり、アニメでは、朋也の見ていないところでの汐の動きも、細やかに描かれてますよね。これはもう楽しみとしか。あと、担任の先生も早いところよろしくです。