「「文字離れ」ではなく「物語離れ」が深刻!新世代小説『ライフウィズアイドル』が狙う物語の復権(nikkei TRENDYnet)」について

ヤフーニュースで目にとまったので、つらつら感想なのです。

「オーディオビジュアルノベル」と銘打たれた


と、言われましても、「要はビジュアルノベルってことでしょ?」という気がしないでもありません。そういえば「久遠の絆」が「シネマティック・ノベル」で「planetarian」が「キネティックノベル」だったりしましたっけねえ(遠い目)。結局何が違うのかいまいち分かりませんでしたが。


余談ついでに、Wikipediaの定義なんかではあくまで画面一杯に文章が出るタイプをビジュアルノベルとしていますが、個人的にはウインドウ内テキストタイプも、そう呼んじゃって構わないんじゃないかという感覚でおります。適当に。


それはさておき。

「アニメ的な表現を、積極的に取り入れた小説がライトノベルだとしたら、その進化形は必ず音が出るはず。それをいち早くやっておきたかった」。

ええと、それは普通にビジュアルノベルだと思うのですが……。


「女性に比べると男性は“コンサバな印象”があるんですよ。エロティックさか、バイオレンスがないと目を向けてもらえない、そんな印象があります。」

個人の印象は自由ではありますが、それだとKEYの作品が大ヒットした説明がつかないような?



PCでノベルゲームを楽しむ同好の士が増加中なのは悪くはありません。ただ、この記事および制作者さんのコメントは「若い女性向けの、新しい話」という視点が強く出過ぎているためか、ちょっとこれまでの美少女ゲームが築いてきたものを軽視している感があります。少々首をかしげてしまったのでした。



なお、せっかくなのでゲームのサイトにも行ってみました。「立ち絵切り替えではない」という点と、「縦書き」という点は結構新しいかもしれません。特に後者。僕は初めて見ました(いくつかの例は過去にもあるそうなんですが)。



写真付き元記事