アリソンとリリア 第5話「閉ざされた森」

おそらく前回までで原作小説の1巻が終了というところなんでしょうね。場面は冬に変わって北の王国に。これまで、1つの大陸に2つの国家と認識していましたが、どうやら連邦制で、ロクシェの内部にもいくつかの国があるようで。


アリソンとヴィルは道に迷って小さな村へ。ところがそこはよそ者を警戒する隠れ里だったと。普通に考えれば旧王家関係の人々が作った村で、あの少女がお姫様ということになってくるんでしょう。フィオナさん、見た目はおとなしい印象だったのですが、意外に強気なのに驚きましたよ。だがそれが良い。


相変わらず良い感じの作りです。今回印象的だったのは、ヴェネディクトに車と銃を用意した部下2人の会話でした。


「英雄さんと一緒だと疲れますねえ」
「気の毒にな。あの人は一生普通の生活は送れないだろう」


ヴェネディクトがいなくなってほっと一息という本音をもらしつつ、決して彼のことを嫌っているわけではないことも分かります。こういう、甘すぎないけど優しい雰囲気が好きですよ。