マクロスF 第16話「ランカ・アタック」

「歌を戦いに使う」のは初代マクロスからのお約束ではありますが、こうして戦いに使われることになる歌い手の姿をじっくりと見せられると、切ないものがありますね。それもゼントラーディとの戦いとは異なり、説得するためではなく、殲滅するための歌ですから。歌詞まで軍事用に改変させられ、台無しになってしまいました。これだから軍隊の命令というのは理不尽です。スタジオで練習している時の、全然気持ちが乗っていない様子が視聴者に伝わる中島愛さんの演技は見事でした。


これまで陰に隠れていたブレラが表立ってランカの護衛として登場。ランカの歌を聴いていたと告白したり、「ランカは俺が守る」とアルトの前に立ちふさがり、これはますますトライアングラーなことに。この辺も、歴代マクロスの正当進化形って感じがしますね。


最後にED。最近元気のないシェリルさんの、久々に熱い歌が聴けて何よりでした。