ストライクウィッチーズ 第1話「魔法少女」

原作未読。予備知識ほとんど無しで視聴です。


ふむふむ、時は1940年代、突如現れた謎の敵に対抗する「魔女」達の戦い、ってことですかね。敵さんの正体不明加減は少しガンパレを思い出しますが、雰囲気はだいぶん違いますな。タイトルこそ「魔法少女」とありますが、どっちか言うとメカ主体に見えます。サクラ大戦リリカルなのはなんかもそうですが、男性主体に魔法少女物を作ろうとすると、どうしてもメカがくっついてしまうのはなぜでしょう。それが悪いってわけじゃないんですが。


最初からキャラクターたくさん出てきて覚え切れませんが、GONZOらしく空中戦の動きは素晴らしい。堪能しました。ストーリーのほうはGONZOらしく息切れなんてことにならないことを願いますが、原作があるので大丈夫かな? とりあえず第1話については芳佳があくまで戦争への参加を拒否し、坂本少佐もそれをやんわりと受け止めていたのが好印象でした。


「力があるなら戦場でも役立てるべきだ」とか、「自分ばかり逃げるな」とか言ったら、ただの他者からの押し付けになってしまいますからね。やっぱり戦争は怖いから避けたいというのが自然な感情というもの。物語的には参加することになるのでしょうが、なし崩しではなく、自分でその意味をしっかりと見つけてのことなら、説得力もあるというものです。


一番の問題点は、とことん太股を露出した服装と獣耳&尻尾かなあ。さすがに要素過剰で引いてしまいそうです。あと、国際的組織であれだけ人数がいると、人種の偏りが気になってしまう。今作に限ったことではありませんが、こういうのって白人率が高いんですよね(白人という用語自体、今やあまり正確な表現とは言えないみたいですが)。ま、美少女娯楽作品であんまりとやかく言うつもりもないんですが。あえて解釈すれば、やはりこの世界でも20世紀中盤における有色人種の政治的影響力は少なかった、というあたりでしょうか。