コードギアス反逆のルルーシュR2　第8話「百万　の　キセキ」

良くも悪くもあっけにとられるルルーシュの壮大な作戦でした。素直に特区日本に参加するでなく、さりとて戦うでもなく、「１００万人のゼロ」をそのまま移住させてしまおうという発想。そうすればルルーシュも、ナナリーも、黒の騎士団に集った人々も平穏に暮らせてめでたしめでたし……となるとは思えませんけどね、実際。

全員の衣装を良く用意できたなとか、日本の地を離れたくない人は多かろうとか（心だけじゃなく、日本人にとって日本の土地は大事でしょう、やっぱり）、あの氷山船でも１００万人乗船はきついんじゃないかとか、正直色々無理は感じますが、一体今後どういう展開をさせようというのか、楽しみでもあり不安でもあり。

１００万人の行く先が中華連邦だとしたら、そこに日本を名乗る土地はあるのでしょうか？　経済的な問題は？　そしてルルーシュはゼロであることを止めるのか？　せっかくの政策決意を結果的には踏みにじられてしまったナナリーも落ち込んでしまいそうです。そういえば、最後、あれはルルーシュが咲世子に正体を明かしたということでいいのですかね。これも不思議なシーンでした。

ともあれ、ここで一つストーリーの区切りとなったような感もあります。このコードギアスＲ２、面白い反面、前作からの縛りが色々あって窮屈な印象もあったのですが、これで一気に自由なルルーシュが見られますかどうか。来週が特別番組というのは大変残念なことですよ。