マクロスF 第8話「ハイスクール・クイーン」

戦闘も一服して、全体的にはコミカルな回でしたね。ランカが転入してきましたが、美星学園がスペシャリスト養成学校だったんですか。そういう設定をつけると、転校ネタもちょっと説得力があがります。少なくともランカまでは……。自己紹介に普通に漢字やカタカナが使われているのはもはや突っ込まないお約束。「美星」と見るとどうしても天地無用を思い出してしまう僕です。

学園に、ランカに続いてシェリルまで乗り込んで来てのドタバタ劇。シェリルは超有名人なのにちょっと行動軽率すぎないでしょうか。あんな形相で校内走り回っていたら、ファンも引いてしまうのではないかと心配ですよ。いや、すでに結構引かれてたような気もしますが。ただドタバタシーンそのものの勢いは音楽も合わさって結構ありましたね。下着を小動物が取って逃げたなんて話はいかにも陳腐ですが、楽しいは楽しかったです。

そんな話の裏側で、ランカの仕事の「ぼちぼち」についても触れられていました。収録が決定して意気軒昂、シェリルの誘いもしっかり断って、自分の力で行こう。でも現実はシェリルの特番につぶされてしまって。シェリルの映った空中ディスプレイ（あれ、現実にあったらかなりうっとおしいような気がする……）を見上げるランカの背中が寂しげで、良い見せ方だと思いました。

ま、最後のシェリルの転入は、さすがにやりすぎのような気がしましたけどねえ。それもパイロットコースって。本職、大丈夫なんでしょうか？　そもそも彼女は何歳なのだか。入学には年齢不問なのかもしれませんけど……。どうなることやらです。