機動戦士ガンダム00 第22話「トランザム」

この作品、結構地味といいますか、落ちついたとことがあるので、意外と感想を書くのが難しいような気もします。でも毎回十分面白い。当初期待したとおり、回を追うごとにジワジワと旨みが増すような良さを見せてくれてると思いますね。まあ、「ガンダム」というビッグネームとして、派手な商業的成功ができるのかというとちょっと心配にもなるのですが、少なくともクオリティは十分でしょう。


さて今回、負傷したロックオンが治療を拒否してなんか死亡フラグになりそうなのが怖い怖い。刹那にはくっつかず宇宙に残ったので当面大丈夫かと思いきや、次回は宇宙戦もあるようなので、不安が膨らみます。無事を期待。ティエリアはやっぱりただの人間ではなさそうですが、かといってロボットにするには人間的すぎます。サイボーグとかでしょうか。 


今回の見どころはまずはトリニティの苦闘。人革連・ジンクス部隊の動きのよさには眼を奪われます。結局、ガンダムマイスターと威張っていても、プロの軍人にはかなわないということなのでしょうか? それだとちょっと寂しい気もしますが、傭兵のアリーに兄2人があっさりやられてしまいましたからね……。ネーナが生き残ったのは女の子だからじゃあるまいかという疑いが残ってしかたないところであります。


そしてエクシアのパワーアップ。もともと現存モビルスーツよりも圧倒的に強かったはずのガンダムが、さらにやたらな強化で、もうこれ無敵でしょう。多分制限時間とかあるんでしょうが、こんな技術を隠しているとはシュヘンベルグ恐るべし。アレッサンドロにしてみれば、まさか自分の行動がガンダムの強化につながるとは思ってもいなかったでしょうから、計算の狂ったことでしょう。もっとも、正直今回あたりで後ろからリボンズに撃たれてお終いじゃないかと思っていたので、普通に生き残っただけでも意外ではあります。


バトルシーンは毎回使いまわしも無く、高品質。この辺はSEEDとは違うなあと思うところです。