CLANNAD 第17話「不在の空間」

渚がいなくなり、どこか寂しさを感じる朋也。とはいえ、あれだけ女の子に囲まれているのはどんなものかという気がしなくもないですが、実際のところ、いきなり朝起こしに来られては、春原の言うように迷惑感の方が強いでしょうな。ムチャを平然と実行する智代のずれた行動力が楽しくもあります。一体朋也父とどんな会話があったのやら。


ん〜、しかし藤林姉妹や智代が前面に出ると、ラブコメ成分が強くなって、見るのに疲れますね。そこに、最近脇役としての味が増してきた有紀寧のおまじないまで加わって、倉庫での杏はすごいことに。あっさり椋の気持ちまでばらしてますし、暴走しすぎです(当の椋はやっぱり遠慮がちなんですけどね)。こんな良く分からない空気の中、清涼剤はボタン。藤林姉妹とともに登場シーンが増え、愛くるしさをみせてくれました。今後も期待です。


智代の前に現れる不良連。罪を被ろうとする朋也。緊迫のシーンだっただけに、風子の登場はジャマにしか感じられなかったのが痛いところ。どう見ても雰囲気を壊していますが、京アニはあえてやっていそうですよねえ……。


おなか一杯になりそうな次回予告でしたが、そろそろ智代ルート本番っぽいですね。果たしてここをどういう描き方で来るのかは注目です。朋也の気持ちはもう渚に向いていることは確実なわけで、こと恋愛という面に関しては他ヒロインの勝算は無いですからねえ。今回渚がいなくなることで、逆に存在感を浮き立たせるというのは王道かつ効果的な展開でありました。



○今回の名ゼリフ


「お前は猫にも及ばない」


ひどいことをいやみ無くさらりと言ってのける智代がすごいです。ある意味生徒会長向けの才能かも。