機動戦士ガンダム00 第12話「教義の果てに」

何となくいまいち感。というより不安感ですかね。中東の、特に宗教関連の話ってたとえ舞台設定が24世紀だとしても非常にデリケートな問題ではないかと思うのですよ。それを描くには相当の覚悟が必要だと思うのですが、今までを見るかぎり、まだちょっと重みが感じられないかなあ、と。


「神が」「神が」ばかり繰り返す保守派が、ただの狂信者にしか見えないのはいかがなものかと思います。多分大多数の保守派はもっと穏健で、あれは一部の強硬派だけだという設定ではあるんでしょうけど、「中東=宗教テロの国」というイメージがついちゃいそうですよ。日本では問題にならないにしても、地元の人が見たら気を悪くしないかと心配になってしまうのでした。


そんな中、清涼剤は沙慈とルイスと、ルイスママのやりとり。特に当初厳しいだけかと思われたルイスママのキャラクターが味があって良いですねえ。今のところ本筋には関係なさそうなだけに、ほっとさせてくれます。