D.C.II〜ダ・カーポII〜 第7話「にわか嵐」

面白い美少女アニメ・その1


いやいや、毎回安定して面白いです。取り立てて特別なことをやっているわけではなく、「義之と小恋が最初から恋人である」という点を除けばどこかで見たような展開、と言ってしまっても過言ではないのですが、というより、今回のななかがやっていることはまるで白河家の宿命のごときデジャヴュという感もございますが、それでも十分に面白い。この感覚はナイトウィザードにも近いものがあるなあ。そうそう、作画の良さも忘れてはなりませんね。


義之はいかにもこの手の作品の主人公らしく、やや鈍感的に女の子の心をつかんでいきますが、そこに嫌味がありません。ななかの「義之君、優しすぎるから」というのもありがちなセリフではありますが、義之の行動が伴っているので説得力が結構あります。ついでに、アニメでははっきり描かれていませんが、ななかにあるらしいサイコメトリー的能力も考え合わせると、嘘がないことが伝わりますね。


今回気に入った場面は、ななかと義之の写真がばらまかれても、いっこうに小恋が動揺しなかったところ。周囲もからかいがいがないとあきれるほどの信頼が実に良いです。


「小恋を大事にしてあげてね」
「分かってるよ」


このやり取りで、今作の義之×小恋のハッピーエンドはほぼ確定したのではないか、と個人的には思いますね。いや、そうでないと駄目です。



そう言えば、ななかが告白を断る理由は結局明かされないままでしたなあ。まあ、それもそれで秘密があって良いですか。