CLANNAD 第7話「星型の気持ち」

前回の引きからすると、風子と公子さんの対面(?)は回想か何かで流されてしまうのではないかと危惧しましたが、そこは京アニ、きっちりとつなげてくれました。何気づかない公子さんと、戸惑う朋也、渚と、そして映し出される表情の消えたような風子の姿。ちょっとくどいほどに風子が描かれていたのは、そういう演出なんでしょうね。多分、ビスタサイズだともっと良かったシーンなのではないかと思いますが。


で、この話のすごいところは、ここで一端沈んだ後にまた明るい雰囲気を復活させるところです。幽霊の正体見たり、ではありませんが、「真実」が明らかになると物語の方向性はシリアス一辺倒になりがちなもの。しかしそんな重さを吹き飛ばすギャグのテンションでしたね。


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「あいだに名古屋が入ってました!」


はぜひとも見たいシーンだったので良かったです。指笛を吹こうとしても吹けないシーンの動きがまた可愛らしい。あれで集まれる親衛隊は謎だなあ。ともあれ、マイペースを貫く風子の強さと愛らしさが光ってました。


ただそれでも、物語はやはり次第に悲しい展開に。風子の病状の変化を知らされ、渚だけでなく朋也までボロボロ泣くシーンが切なかったですね。大体こういう時って男性キャラはあんまり泣かないじゃないですか。でも、あれだけ親しくなった子のことですから、むしろ泣く方が自然ですよ。


おそらく風子編は残り1、2回でしょう。次回、「黄昏に消える風」 なんだか視聴者の方も号泣必至な予感がいたします。ただ、このペースだと到底他のキャラのシナリオ完遂は無理ですねえ。まあ、わかっていたことではありますが、今後どういう構成になりますか。



……にしても、光坂高校って正式名称だったんですか(笑)。