ef - a tale of memories. 第4話「honesty」

おや、今回はAパートとBパートで分かれなくなりましたね。さすがにずっとそれでいくのはきついということなんでしょう。両者はひょっとして別の世界の話ではあるまいか、などと疑っていたりもしましたが、今回は紘の回想の中とは言え、景と千尋が同時に登場しましたから、多分そんなことも無いのでしょう。多分ね……。


今回割と中心に描かれたのは紘・みやこパートの方。いきなり恋人でもない男の部屋に上がりこんで料理までするみやこはすごいと思います。「美少女ゲームキャラだから」で片付けず考えると、これを実行するには相当量の勇気かずぶとさが必要だよなあ、と素直に感心。これはもう才能といっても良いでしょう。紘のマンガは僕も読んでみたいなあ。あと、ちょくちょく最初から出番があるミズキもなかなかの存在感を見せるキャラであり、良いです。でもどうやら1クールであることと、公式サイトのキャラ紹介で省かれているところを見ると、今回は脇役どまりですかねえ。



さて一方の千尋・蓮治パートです。「どうして私じゃない人のほうが、私のことを知っているんですかっ!」 これまた悲痛な名言。例によって美麗極まる波打ち際のたそがれ時描写とあいまって、非常に印象的に仕上がっています。


「私が書こうと思っているのは、全てが滅んだ世界で、一人だけ生き残った女の子の物語です」


CLANNADかいっ! と内心突っ込んだ人は多かったはず。まあ、内容詳細は不明ですが、どうしても連想しちゃいますよね。原作時間軸的にはCLANNADの方が2年は早いですし。さてどうなりますやら。


今のところ作画も良好で、物語も動き始め、何より演出の冴えが見事。放映前の(割と高めの)期待を上方修正する勢いで進んでいます。今後も期待。