「アニメ制作者がネットラジオでニ○○○動画を痛烈に批判 - GIGAZINE」

残念ながらアニメ流通のしくみにも、そこで流れるお金の量についても詳しくないので多くは語れませんが、「権利者の許諾を得ないアップロードは違法」という大前提自体は常に忘れてはならないと思います。見るだけでは違法ではないようですが、それでも後ろめたいことであると。仮に「DVDの宣伝効果」が証明されたとしても、それが違法行為を正当化する理由にはなりえないでしょうしね。


こうした動画サイトの隆盛を何とか製作者側に還元したいところですが、仮に全部ネット配信したりすると、今度はただでさえ低い視聴率がさらに低迷して、TVの放映自体出来なくなってしまったりするのかもしれません。UHFアニメの放送も結局はスポンサーからの資金で成り立っているわけで、アニメ番組の場合はその関係のスポンサーが多いとはいえ、そのほかのCMもちゃんと入っているわけですからね。十万石まんじゅうとか。視聴者総数はまだまだ圧倒的にTVの方が多いでしょうから、放映が無くなっては大打撃でしょう。そのあたりの兼ね合いが問題ではないかなと。


あとそもそも、放映もハイビジョンになり、それをストリーム録画できるようになる中、果たして別途発売されるDVDにどれほどの価値を見出せるかというのが問題ですよね。地上波デジタルは15メガ程度のビットレートということなので、40メガのブルーレイで出せば差は歴然なのかも知れませんが、それでどれだか購買意欲が出るのか、実際見てみないとわからないです。個人的には現状のSD放送アナログ録画ですら、DVDを買う気にはならないくらいに満足しますので、よっぽどの付加価値を感じさせないと購入までには至らない気がするのですが。