ひぐらしのなく頃に解 第17話「祭囃し編 其の四「謀略」」

今回も今回とて鷹野さんのターン。祭囃し編に入って早4話ですが、この間レナと圭一の出番がまったく無いというのには驚きますね。興味深い過去話が続きますが、ちょっと焦れてもきました。次回予告ではレナの姿もあったので、ちょっと待ち遠しいです。


とにかく、マッドぶりを如何なく発揮する鷹野と、それにあわせて語られる「オヤシロ様の呪い」の真実。沙都子の両親の事故は本当に沙都子の引き起こしたことだったのか……。


ここで唐突にPS2版澪尽し編のネタバレモードになりますが、澪尽し編ではこのシーンは沙都子の故意ではなく、あくまで事故である、という流れで決着をつけています。ついでに触れると、鷹野も沙都子のことを憎からず思っていて、治療も割と本心からの行動であったことも語られます。祭囃し編でどのような結論があるのか分かりませんが、仮にこの件はこれで終わりだとすると、澪尽し編は多少の無理を承知で、あえて「優しい真実」を作りたかったのではないかな、と思いますね。まあ鷹野の心理については、とりあえずデータがそろった&回復した状態での沙都子を、別に冷酷に扱う必要も無かったから、とも推測できますが。


古手夫妻を毒牙にかけて高笑いする鷹野と、恩師小泉を亡くして子どものように泣く鷹野。彼女の両面が良く出た描写が印象的でした。だからといって擁護できるものでもないですが、そこがまたひぐらしの面白さです。