CLANNAD 第3話「涙のあとにもう一度」

さあ、週に一度の楽しみのクラナドです。相変わらず場面が次々と切り替わる超ハイテンポでついていくのが大変ですが、それだけに面白い場面がいろいろと詰め込まれてお得ともいえますね。今回は特に笑えるところが多かったです。クラナドの、特に序盤の魅力は泣きの前にまず笑い。特に朋也の「世界は滅びたんだ」とか、やっぱり面白いなあ。


さて物語に話を戻しまして、まずは毎回アバンに入れられることになるのでしょうか? 幻想世界から。ここは原作プレイヤーにとってアニメ化が一番ありがたいシーンでもあります。原作の文字描写、ほとんど絵無しの表現でこれを理解するのは至難でしたからねえ。アニメのおかげで「ボク」の様子も小屋の中の様子もイメージ十分。フルアニメ(なんでしょう)と3DCGでこれでもかってほどの描き込まれようがすごいです。


そしてまだ続くキャラ顔見せ。今回登場は芳野さんと宮沢有紀寧。有紀寧はいつも漢字に迷います……。正直本人シナリオの印象は薄い人ではありますが、何しろ脇役で光る彼女。おまじないの出番が楽しみです。そういえば、何となく幻想世界の少女に見た目が似てたりもしますね。初見の人が混乱しそうな気もしないでもありません。


そして芳野さん。彼の特徴(かっこよさと変さ)は十分に描かれていて良かったのですが、問題なのは名刺シーンであって、「芳」が読めないというのはさすがにいかがなものかと。キャラの端が切れるくらいは諦めますが、ここは話に絡むだけに、修正して欲しかったなあ……。


最後に忘れてはならないウリ坊、実はだんご大家族よりもよっぽどクラナドのイメージキャラクター(?)なボタンも抜群の可愛らしさで大登場です。なんだか、これまた力の入れようがすごい作画。春原が素直に可愛いと評するのも納得のキュートな表情と動きです。これはアニメ化で一気に人気増大かもしれませんな、ボタン。


渚の説明会予行演習も良かったですし、今回も見ごたえ十分満足でした。最後は生徒会の呼び出し放送で引き。……ただ、呼び出しをかけるにはちょっと時間が遅すぎやしないかという疑問が残ったり。まあポスターがらみで生徒会に叱られるシーンになるんでしょうが、麻枝さんの作品はなぜか生徒会が悪いイメージで描かれ易いので、ここは京アニさんのバランス感覚で、生徒会も中立的な描き方にしていただきたいところであります。


P.S 公子さんの声が初めて聞くのにまったく違和感0で、驚きを通り越してサラリと流してしまった自分に、見直していて気づきました。配役レベル高いなあ。