レ・ミゼラブル 少女コゼット 第38話「コゼットとエポニーヌ」

なかなかの傑作回でございました。うん、良かった。


まず、急な引越しを決めたジャンに対して、対して初めてといって良いほど強く自分尾の気持ちをぶつけたコゼット。ここ最近のおとなしすぎる彼女に物足りなかった向きには痛快でした。ジャンはちょっと回答をはぐらかしましたが、それでもコゼットがもう子どもではないことを知り、いつか話さなくてはならないということを確認しただけでも大きな進歩と言えましょう。


一方、ラマルク将軍の訃報を受けていよいよ盛り上がるパリ革命の機運。アンジョルラスがかっこよすぎです。参加を見送ったメンバーにも声を荒げることのない落ち着いたまなざし。若いのに懐の深い人物で、さすがはリーダーと思わされます。音楽も盛り上がり、アンジョルラスとジャヴェールが対照的な「祖国のための正義」を述べるところはアニメならではの好演出でしたね。


そして今回最大の見せ場、コゼットとエポニーヌ。これもずっと楽しみな場面でした。コゼット、良く一目でエポニーヌと分かったなあ。雰囲気でも感じ取ったんでしょうか。


「私もあなたを許せない。今はまだ……」


万感の思いが込められた一言のような気がします。実は今作中でも屈指の名言なのではないでしょうか。切ないなあ。