ロミオ×ジュリエット 第23話「芽吹き〜死の接吻〜」

ラス前ではあるのですが、なんだか盛り上がりがいまひとつのように思われます。たしかにジュリエットは危機ではあるのですが、いまいち緊迫感が伝わりません。ここまでの物語全体にちょっと甘い傾向があって、それがきっとラストにも適用されるのだろう、と視聴者としては感じてしまうのですね。まあ「甘い」といっても微妙なところで、決して死人が出ないとかそんなわけでもないのですが、革命があっさり成功しすぎに見えたり、二人の仲もなんだかんだで順調だったりするのは、やっぱりちょっと物足りなかったりするわけで。


ロミオとジュリエット二人の話、モンタギュー家とキャピュレット家だけの話にまとめておけばまだしも、エスカラスの話が上手く溶け込みきってないのは否めません。ただ、もともとロミオとジュリエットといえば悲劇。その辺を絡めた意外性の展開になってくれればなあ、と思うところです。もちろん、悲劇で終わって欲しくもないのですが。


「他人のことなどほうっておけ、お前はどうしたいんだ」


今回のティボルトの名言でした。ロミオは本当に良く頑張ってるとは思いますけど、それだけに、厳しく光る叱責ですね。