ひぐらしのなく頃に解 第3話「厄醒し編 其の弐 「無力」」

はやくも週に一度が待ちきれない出来栄えのひぐらし解。今回も力の入った作りでありました。作画はキャラクターはもとより、今作の影の主役ともいえる雛見沢村の風景までもくっきりと描き出していて、祭の前の情景とか、沙都子を文字通り村八分にする光景とか、ぐっと見ごたえが増しましたね。


やっぱり前作に比べて尺に余裕があるのか、亀田君のエピソードもしっかり登場。もっとも、あれでは活躍したのが圭一なので、沙都子が威張ることでもないような。むしろ今回は梨花を気遣う姿が沙都子の本領。一緒に住んでいて、あれだけ梨花の様子が変ならば、心配しない訳が無いというものなのですが、それを拒んで内に抱えてしまう梨花の疲れた様子が辛いですねえ。本来沙都子にもらしてしまうようなうかつなことはしないのでしょうが、そこはやはり精神的消耗の表れなのでしょう。


とりあえず羽入が声から登場。ああ、これは上手いですね。厄醒し編ではどういう扱いにするのかと思っていましたが、本格的登場が今から楽しみです。次回のタイトル「予定調和」からしても、おそらく厄醒し編はあと1〜2話かなあ。ずっと楽しい部活を見て痛くもあるのですが、早く皆殺し編に入っても欲しいですし、贅沢な悩みです。



それにしても、スタッフの方同じでもこの差ですからねえ。やはりアニメの出来は人だけでは決まらず、予算なりモチベーションなりの差が大きいものなんでしょうか。