ロミオ×ジュリエット 第11話「誓い〜朝陽の祝福」

ネオ・ヴェローナから抜け出して、危ういながらも穏やかな旅。いつもにもまして背景作画に力が入っていたように見えました。森の中の湖や花々、荒涼とした山道。街とは違った風景が印象的でした。特に、2人が小船に乗った夕暮れ時の色合いは絶品だったかと。


ロミオが長年連れ添ったシエロをあっさりと手放したのは「?」でしたが、良く考えると、シエロはすごく目立つんですね。本気で2人で逃げていこうと思うのなら、別れなくてはならない。多分そこまで考えて、良い機会だと思ったのでしょう。成り行きで逃げ出したかのようで、実は結構本気というロミオの意思が伝わってきます。


とはいえ、いきなり宝石を交換にかかっているあたり、手持ちのお金も無さそうです。ましてや2人には街で背負ってきたものがある。そう関単に捨てられないのは容易に想像のつくところではありますが……。


それにしてもロミオとジュリエットは初々しくも仲が良いですな。実際にこれまで話した時間はそれほど無かったと思うのですけど。緊張しながらも会話が流れていく様子が繊細に描かれていました。