魔法少女リリカルなのはStrikers 第4話「ファースト・アラート」

じっくりゆっくり助走をしているなという感触。順調に加速はしている反面、1期2期が割と早めの展開だったこともあり、ちょっとじれったさも覚えます。旧来のファンは愛着もあるので問題ないでしょうが、新規で見る方はちょっと不満が出て来るかも。タイトルにある「アラート」も最後になってようやくでしたしね。作画も、まあこのシリーズでは慣れている範囲ですが、もうちょっとまとめてほしいところです。


なのはシリーズ最初からのファンなので期待値は高いのですが、現状では不安の方が大きいというのも正直なとこですかね。ただでさえ、過去2期の世界観を大きく拡張した本作。これまでは舞台が地球だったのでそれほど目立ちませんでしたが、ミッドチルダとかその辺のSF設定は相当あやしげなので、うまくいくかどうか心配です。


またとらハシリーズやなのはのこれまでを見ますに、都築真紀さんはキャラクターのやり取りや優しい世界観を作り出すことに関しては一級なのですが、シナリオ自体の構成はあまり得意でない印象があります。A’Sでもちょっと露呈してしまった感はあるのですが、2クールの長丁場になって、その辺がどう出て来るか。氏のサイトが実質2年近く更新が無いということも、余裕が無いのではないかとうかがわせてしまい、ハラハラしてます。


ちなみに唯一安心しているのは音楽で、やっぱりなのはシリーズに佐野さんの曲は欠かせないなあ、と思っております。今回はサブタイトルとアイキャッチ曲が今まで以上にかっこよいですな。


次回、なのはらしいけれんみのあるアクションに期待。いきなり新人達が実戦というのはどうかと思いつつも、なのは達は9歳の時に戦っていたわけだからまあ良いかということで(笑)。