カレイドスター 第17話「燃えろ! すごい ミア」

前回から3話も飛んでしまいました。さすがにこれだけ飛ぶと話の展開が分かりづらいですが、ミアが脚本を書いていたり、ユーリが分派工作をしていたりとなかなか内部の話が深くなってきています。


いずれにせよ、もはや「良い話」が当たり前レベルなのがすごいですね。ミアが努力する話といえばそれまでなのですが、その心情過程が非常に「リアル」に感じられるのが、今作の名作たるところなのでしょう。今回の流れでも「とにかくがんばるぞ!」→「プレッシャーかけすぎたら駄目だから気楽に」→「わたしって天才かも」→「やっぱり駄目でしょんぼり」→「どんな直しでも受け止めてみせる!」→「全直しでへこむ」→「あきらめない!」と、短い中にもしっかりと描きこまれています。最後も、そらたちの言葉を受けて急にアイデアが湧くあたり、いかにも作家の素質ありという印象を抱かせる演出でした。


あと、あのアドバイザーの人は厳しくも真剣にミアの台本を見てくれてましたね。「新人を侮り無理難題を押し付ける有名作家」的なステロタイプにしない、作品の優しさを感じました。