京アニKanonは買いや否や？

Kanon 1 [DVD]

現在、見たくても見られないアニメランキングでは１位独走中ではないかと思われる京アニＫａｎｏｎ。ＢＳデジタルも割と普及したらしいですが、そうは言っても加入者は少数派でしょう。いやがうえにもＤＶＤへの期待は高まりますが、さて買うべきか買わざるべきか。

ＡＩＲは全６巻そろえましたが、Ｋａｎｏｎは２４話のため８巻に増量なんですよね。その分お金も時間もかかると言うわけで。最終巻発売が来年の８月ではすっかり夏風情です。まあ倍の話数で２巻しか変わらないというのはお得と言えばお得ではありますが。

問題は出来栄えがどうなるか、ですね。現状評判は上々のようですし、「京都アニメーションさんなのだから素晴らしいに決まってる」と言いたいところですが、前回東映Ｋａｎｏｎが不評だったのは、作画以前に話の構成に苦しんだためだと思われます。観鈴一人の話に集中できるＡＩＲと違い、５人のヒロインが絡み合いつつも独立して進むＫａｎｏｎ。特に栞シナリオとあゆシナリオの納得いく両立は相当難しく思われるだけに、いかな京アニさんといえども楽観視は出来ません。まあ、その辺のことも十分に考慮したうえで製作に乗り出したのではありましょうけど……。

ところで、今作は結局正式名称「Kanon」であり、「リニューアル」とか「京アニ版」とかはつかないんですかね？（Animenfoさんでは便宜上「Kanon 2006」とされてますが……）。これは東映版Ｋａｎｏｎを本気で黒歴史に葬り去ろうという、ＫＥＹと京都アニメーションの陰謀なのでありましょうか？（苦笑）