乙女はお姉さまに恋してる 第5話「真夜中の教会」

うまい言葉で評せないのですが、上手いなあ……。


すぐに寮になじんだ一子の微笑ましい行動に心和み、幻想の中、瑞穂が在りし日の母親と邂逅する場面に感動し、ただ引き込まれるばかりです。たとえ少々ぶっ飛んだ設定でも、しっかり描いていけば物語は名作になるものだ、ということを今作を見ているとあらためて感じますね。図書館が白い光に包まれていくところの幻想的な雰囲気は実に良かったです。3話で瑞穂が紫苑にしていたキスも母親譲り、そしてそれを一子にも、とは趣のある設定でありました。前時代に生きていた一子からしても前時代的な(?)、食パン抱えて走る図には笑った。


当初は半信半疑でしたが、この調子でしたら最後まで期待しても良さそう、と言うよりしてしまいます。……ただ、どうやら1クールしか無い模様。それだと話をまとめるのも大変そうですし、何より短くてさびしいかなあ。



余談1・いまさら先週のアイキャッチ(瑞穂のヒゲ)についてですが、高3で毛の薄い体質なら一晩くらいで生えることは無いと思います。少なくとも僕はそうだったような。なので瑞穂も大丈夫なのではないかと。しかし今週の回想シーン見ると、もともと完全に女の子容姿ですね、彼も。



余談2・おとボクと言えばしきりに引き合いに出されるのがマリみてですが、まあ影響を受けていることは間違いないところでしょう。マリみて作者の今野緒雪さんはこの作品を見たらどういう感想を持つのであろうかと気になるところです。


……そういえば昔「聖ルミナス女学院」という作品がありましたっけ。良く見てませんでしたが、あれも「遺言」「女装」「女学院」といったあたりの用語は近いものがありました。他は確か全然違ったような気がしますが。