ツバサ・クロニクル(第2期) 第26話「明日へのツバサ」

今回の監督は真下耕一さんでした。同一アニメで監督が入れ替わるのは珍しいと思うのですが、一体いかなる事情があるのか一回の視聴者には良く分からないところです。


それはともかく、第2期も最終回。梶浦由記さんの、いつもながらの言語不明な音楽もあいまって、なかなかに盛り上がる感じでした。しかしまさかカオスの正体がサクラの羽根の力=サクラ自身だったとは!? こんなの予想できませんって。カオスがサクラに見せた偽記憶は、サクラ自身の旅に出たかった気持ちを拡張捏造したもの、ということでしょうか。


カオスは全てサクラに吸収されるのかと思いきや、最後たくさんの羽根になって消えてしまいました。はて? 「待っているぞ」というセリフからすると、単に王宮に戻っただけだったりするのでしょうか。にしても羽根の数があれほど多いとは、黒様が驚くのも無理ないです。前期1話の描写ではそんなに羽根があるようには見えなかったですけどねえ……。これはいよいよ果てしない旅になって来ました。



シリーズを振り返りますに、前期よりも楽しめました。印象に残っているのはレースに参加するサクラと21話の働くサクラですね。やっぱりヒロインですし。例によって色々伏線を放り出しての最終回だけに、いやが上にも第3期を期待させられますが、予定はどうなんでしょうか。最後のコメントを聞く限り無さそうな雰囲気ですが、ここまできたのですから、旅の行方を見届けたいものです。