はぴねす! 第5話「真夜中の美少女」

ハチが大活躍。主人公(なはず)の雄真が一向に目立たない分を一身に引き受けています。最後までには一度くらい報われてほしいけど、無理っぽいかなあ……。


幽霊ネタ(実際には違いましたが)はおとボクに被りますが、春姫が「専門家に〜」と言っていたところを見ると、幽霊の存在自体は認められている世界なのでしょう。まあ魔法があるくらいですしね。「一体幽霊の実在が証明されている世界において、それが怪談として成立しうるのだろうか」などと脇道にそれたことを考えてしまいました。


上条兄妹の紹介に加えて、屋上で怪しげなことをやっていたのはキャラクター紹介によると伊吹でしょうか。おそらく悪人のいない世界観だと思うので、そう悪いことはやっていないと思うのですけど何でしょうかね。上条兄妹に話を戻しますと、ある程度定型的なキャラ設定だなあという印象でした。兄、妹といっても双子なら実質関係ないわけですし、いっそ逆の性格設定にしたら意表を突けるんではないかと。まあ突いたところで面白くなるかどうかは別ですけど。沙耶は素直にかわいらしいですし。


作画水準は下の上から中の下くらいで低位安定。シナリオが手堅くまとまっているので楽しく見られてますが、あえて言うと最初にもうちょっと世界観の説明が欲しかったかも。一体この世界において魔法の存在とは何ぞや、というのが良く分からないうちに、個別キャラエピソードに入ってしまっている印象です。雄真の魔法に対する懐疑心や、今回の春姫の魔法の失敗などは分かりやすく積み重ねていますけどね。