「第8回アニメ感想率調査2006春[最終回] 結果発表」(光希桃 Anime Station)

発表されましたね。ってことで色々と感想。



○終了番組評価
「今回は上位が予想しにくいなあ」と思っていたら案の定、1位から7位まで見てませんでした。う〜ん、取捨選択を誤りましたか。マイメロは評判聞いたの途中からですし、「よみがえる空」は見るつもりだったのですが最初を見逃してしまいました。むぅ。これだけ放映アニメが多くなると全部見るのは至難の技であり、良作に当たるには運も必要なのかもしれません。


見た作品の中では「かしまし」が思ったよりも伸び悩んだなあと。個人的には「あのね」はそんなに気にならなかったのですが(お話自体は決着ついてますし、あれはひっくり返しようが無いと思っています)、やっぱりはずむの描写が弱かった。見た直後の感想では「名作かな」だったのですが、冷静に考えると「おもろ」ということで。どうも今回はラストにケチのついた作品が多かった雰囲気ですね……。


ガンパレ」は僕は白の章で切ってしまいましたが、皆さんのコメントを見るに青の章が比較的好評だった模様? 青>白>>緑って感じですか。緑はほとんど肯定的評価が無いですね……。青と白も「両方良い」というのが無く、排他的な評価になっているのがちょっと興味深かったです。


○新番組評価
好感度上位5作品が鉄板というか。誰もが納得しそうな名前が並んでいます。個人的には「うたわれ>ひぐらし」ですが、まあ小さな差でしょう。継続平均点においてホスト部ハルヒを上回るのも納得するところ。「見れば面白い」ということですか。このまま上位陣の失速が無ければ、ここ数年でも屈指の豊作シーズンになる可能性がありますね。明らかに前回新番組評価より平均点が高いです(ハルヒは今がピークではないかという一抹の不安もありますが……)。


なお「西の善き魔女」については原作(小説、マンガではなく)はとても面白いですよ! と強く主張してみたり。



○僕の評価について
自分でつけていて、「おもろ」と「名作」の間にかなり壁があることが分かりました。よほど感心なり感動なりしないと「名作」とは言いたくない心理が働くようで。一方、あんまり面白いと思わない作品は結構早めに切ってしまうので、結果として「おもろ」ばかりです。うう、メリハリがついてない……。ちなみに、殿堂入りは年に一作出ればラッキーレベルと考えました。前回リリカルなのはA’Sにつけましたし、今回は無し。ただ、上でも書いたように、今季は名作レベルが多く出そうな予感です。



○感想率調査について
これで最終回というのが本当に惜しいです。参加者をアニメ感想系サイトにしぼったことで、コアなアニメファン層の評価をかなり正確に抽出できた名企画だったのではないでしょうか。アニメ誌では常に大きく扱われるガンダムSEEDが見事に下位に沈んでいるあたり、この調査の面目躍如というものでしょう(苦笑)。反面で、地味な良作に光を当てる効果もしっかりとありました。充実のコメントも含め、今後も資料的価値は高く残ると思います。


アニメ感想系サイトにおける一大イベントにまで発展し、共通の話題としてもにぎわいましたが、やはり大きくなればなるだけ主催者の苦労も増えてしまったのでしょう。個人的には「かのんSS-Links」が停止となった時を思い出しました。光希桃さんには今までのご苦労に対し心よりお礼を申しあげたいです。