フタコイ オルタナティブ 第8話「サはさよならのサ」

ついに明かされる白鐘姉妹の事情。ついでに多分初めての学校での二人の姿(笑)。二人は恋太郎にも嘘をついていたのですね。16歳になったらどちらかが御曹司と結婚しなくてはならないという遺言は無茶苦茶ではありますが、例によって作品全体の雰囲気でシリアスさを壊してはいません。悩む三人の姿が見ている方にも重いです。
沙羅双樹の保護者兼許婚であるところの三ツ木公彦さんが登場。これまでの二人の様子からどんなおどろおどろしい人かと思いきや、意外にもかなりの好青年でした。「双葉」が一段大きくなって「三ツ木」ってことでしょうか? このへん、単純に悪役に配置しないあたりにつくりの妙がうかがえます。好みだからしょうがないですが、二人もそんなに嫌うこと無いのですのにねえ。
双樹を置いて一人歩く沙羅。「あたしは強いから」と自分で言う方が実はもろいというのは定石ですが、果たしてこれからの三人の行く末やいかに? もはや最終回目前のような勢いでお話は進みます(最後には第1話冒頭の化け物話も展開するのだと思いますが……)。エンディングも画面、歌詞ともに変更され、これがまたストレートに物語に対応しているものですから、切ないことこの上ありませんね。



P・Sの1 とりあえず偽装結婚ということで手を……打てないですかね、やっぱり。


P・Sの2 こうなるとOPが浮いてきました。せっかく「空から(中略)編」と名前がついているからには別の「編」も見てみたくなりますが、そこまで望むのは贅沢というものでしょうか。