夕凪の街 桜の国

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス)

手塚治虫文化賞文化庁の大賞などを受賞した話題の書。評判が良いので購入して読みました。感想は……なんというか、上手く言葉にできないです。「名前の無い感情」と帯に書いてありますが、僕が言語化したところでどうしても陳腐で不正確になってしまいそうで。とにかく興味のある方は手にとられるのが一番かと。
ただあえて言いますと、「核兵器というのは存在自体が悲劇なのだなあ」ということ。現実世界には何千発もの核兵器があり、その抑止力がそれなりに働いているということも否定はしませんが、それでもやはりそれは肯定してはならないものなのだと、そう思いました。
映画化ということですが、個人的には2時間くらいでアニメ化してもらいたいです(文化庁から予算出してくれないだろうか……)。それをゴールデンタイムで放映した上、世界各国に輸出しましょう。それでこそアニメ大国ってものでしょ? 何事も、認識は大事ですからね。