魔法少女リリカルなのはA’s 第7話「壊れた過去と現在となの」

前作5話の温泉話と同様な感じで作画のほうが低迷……かと思いきや、戦闘シーンになって突然動きが良くなったのには驚愕しました。どうも、リソースのほとんどをバトルに振り向けているいるのではないかという疑惑が(笑)。さすがです。
さて前半、前回ラストでピンチだったヴィータはどうやら無事切り抜けたらしく流されて、なのは側のほのぼの風味なシーンが見られました。携帯電話を買ってもらうフェイトの図。ミッドチルダ育ちの彼女のこと、内心「あんまり性能良くないなあ」と思っていたかもしれませんが、友達の輪に入って嬉しそうなのは何よりでした。しかし平穏は長くは続かず、またしても戦いの場へ。
今回も戦闘シーンは迫力十分で、特にフェイトとシグナムの戦いは文句なしでした。舞台も異世界上空と、これまでと変わって明るくなりましたし、レヴァンティンのシュランゲフォルムやフェイトの多彩な技がカッコよすぎですね。もう何回もぶつかっていますが、マンネリにならず、それぞれ趣の異なる攻防に仕立て上げているのは素晴らしいです。近接戦闘で互いのバリアがこすれるような描写にはしびれました。一方、なのはのほうも遠距離砲撃などあって良かったんですけど、こちらはやはり作画がもう一歩でしたか。謎仮面の遠距離バインドは確かにすごかった。なのはが驚くのももっともです。ラストはいきなりフェイトの元に現れ、リンカーコアを手にかける謎仮面。今回話に出てきたクロノの父親と関係がありそうな匂いがぷんぷんですが、さすがに父親当人ってのは無い……かな?



あいかわらず絶賛的に楽しいなのはですが、ちょっと今期の欠点というか問題点に思える点がありまして、それは「子供を酷使してるんじゃないか」ということ。前作はガチンコバトルとは言え、なのはとフェイトは同年代。「子供のけんかとそれを見守る大人の図」というのが出来ていたのですが、今作は「時空管理局が子供を危険業務につかせてる」ようにしか見えないのですよ。いくら当人達の希望であっても、管理局に労働基準法は存在しないのでありましょうか? まあそもそも、エイミィやクロノが正式に配属されているような世界ですから、ミッドチルダは子供の精神年齢成長が早い文化なのかもしれませんが……。コーディネーター?