魔法少女リリカルなのは 第9話 「決戦は海の上でなの」

良かったです。フェイトを思い、一緒に戦うなのはの姿には感動でした。フェイトを勇気付けるかのようなバルディッシュの変形がまた渋くて泣けます。雲の切れ間から光と共に降りてくるなのはのシーンは、作画こそちょっと怪しげでしたが綺麗で印象的。久々の起動呪文も決まってました。


高町なのは、指示を無視して勝手な行動をとります!」


以前の感想にも書きましたが、だんだんとなのはのもつ強さや頑固さが表に出てきてますね。学校10日も休んじゃって大丈夫だろうかと思ってしまいますが、気にもしない意思の固さ。あまつさえ特別参加の身で命令無視の行動ですよ。ただの良い子で終わらない(もちろん良い子なんですが)描きかたには、良い意味で予想を裏切られてます。
時空戦艦だのが出てきて序盤からの雰囲気が変わったときは少し不安もあったのですが、今回を見ているとむしろ、この作品の個性が確立したということなのかなと思わされました。これまでも評価高かったとはいえ、どうしてもCCさくらの影が見えてしまってましたが、ここに来てそれもほとんど払拭されたように感じられます。パロディの域を超え、独立した作品として十分楽しみな存在になったということで、クライマックスにも期待大です。