今季初! 雄星の雄星らしいピッチング

今日は菊池雄星が魅せてくれました。今季8試合目の登板にして、ようやく初めての、雄星らしいピッチング。最速156キロ、平均はおそらく過去最高の151.5キロを記録したストレートに、変化球も上手く交えて10奪三振。7回1/3で被安打もわずか4本です。これこれ、これですよ。僕の見たかったのは。


なお試合の結果は……。


まあ、疲れも出てきてたんでしょうが、8回にストレートのフォアボールを2つ出しちゃうあたりが雄星の弱さなんですよねえ。あれでは代えられても仕方ない。代わった牧田が打たれてしまったのもしょうがない。負け及び自責点3がついてしまったのは残念でしたが、エースになるには乗り越えてもらわないと。


ただ、繰り返しになりますが、今日の投球自体は素晴らしかったと思うのですよね。左腕に甘いことに定評があるコボスタのスピードガンとはいえ、ストレート平均球速は大谷並で、空振りも14%(8球/57球。一球速報でカウントしました)奪えていたので、球威は本物だったでしょう。以前、「今年のフォームには溜めがない」と書いたのですが、今日は投げるときに体を曲げるところで一瞬の間を取るようになってました。やっぱりプロはちゃんと研究してるものですね。単に「たまたま調子が良かった」にとどまらず、フォームを改善してきたのが好印象で、次回以降も続けてくれるのではないかと期待させてくれます。


さて、それにしてもこれでチームは単独最下位です。戦力的な問題もあるとはいえ、どうも田辺さんには監督としての器量が無いような様子。このまま気分の暗いシーズンにはならないでもらいたいのですけどねえ。