そーせいが1万円突破! そして五月さんの記事に思う

金曜日はとうとうそーせいが1万円を突破しました。ファイザーとの提携IRが出た時に「年内に1万円」までは漠然と予感しておりましたが、予想以上に早い到達に小躍りしたくなっちゃいます。実はそーせいは上場直後04年の9,000円がこれまでの高値でした。11年かけてようやく新高値を取ったわけですから、むしろIPOがどれだけバブルだったんだと言いたくもなりますが、まずはめでたいです。



さて、そんな小躍りついでにそーせいについて検索していると、五月さんが書かれた以下の記事に行き当たりました。


可能性と蓋然性のお話、そーせいホルダーは時価総額1兆円の夢を見るか(東証プロジェクト)


なるほど、感慨深い。いや、身につまされるといったほうが正確でしょうか。五月さんほどの凄腕では当然ありませんが、僕も株式投資をして十余年。これまで数々の銘柄に出会ってきました。なかには、強烈に魅惑的な物語を見せてくれる会社があるのですよね。「この会社は日本一になるかもしれない。いや、世界を取るのではないか」とさえ思わせてくれる会社が。ただ、その夢は得てして夢のままに終わり、消えてしまう。


近年で言えば日本マイクロニクスがそうでした。夢の量子電池「バテナイス」を開発するというニュースで株価は一気に600円から1万3,000円まで(3ヶ月間で!)駆け上がったものの、開発の不調が伝わると、あっという間に崩れていきました。逆に、夢を叶えた銘柄といえばガンホーあたりでしょうか。見事にパズドラという大ヒット作を世に出し、株価も100倍ほど上昇しました。


夢を見る力(五月さんは「勘違い力」と書かれていますが、100%勘違いなわけではないと思うので、「夢想力」とか「妄想力」の方が良い表現だと思うなあ)と、その夢がどの程度実現しうるのかを冷静に分析する力。この2つのバランスが大切だという話には頷かされました。


なお、今の自分はそーせいに思いっきり夢を見ております。時価総額1兆円どころか、2兆円、3兆円までは妄想できますよ。実現性は正直素人にはわかりませんが、まだまだ見続けていく所存です。


それにしても、記事主の五月さんは、凄腕の元個人投資家ということくらいしか知りませんでしたが(サイトを見て、東方好きなのは分かりましたが)、読ませる文章力には感嘆しました。文章力と投資の腕って関連したりするんですかね。