Charlotte 第4話「刹那の本気」

4話目にして初感想のCharlotteです。もちろん最初からちゃんと見てましたよ。


Angel Beats!」に続く麻枝さん脚本のTVアニメ第2弾。個人的にはABは評価いまいちだったので、今作にも多少の不安を持ちつつの視聴だったのですが、今のところかなり良い感じじゃないですか? 中途半端な思春期限定能力を持ったキャラクターたちの学園物語。ドタバタギャグにシリアスを混ぜるという麻枝さんお得意の作りが上手くはまっています。ABでは滑りがちだったギャグも向上。これは麻枝さんの反省が生かされているのか、監督・演出の手腕なのか分かりかねますが、楽しく見れてますよ。


ルルーシュを小市民的にひねくれさせたような主人公・乙坂有宇の造形もさることながら、割と言動が乱暴で気が強いヒロイン・友利奈緒が、外見からは意外な性格で面白いですね。声もハスキー寄りで、媚びてない感じが良いです。美砂と対等に渡り合えるのがすごい。


あと、好感が持てるのは、いわゆるモブキャラも雑にしてないところでしょうか。どうもこれまでの麻枝さんの作風は、主要メンバー以外のキャラにおざなりな感があったのですが、たとえば今回で言うと、柚咲にクラスメイトが話しかけるシーンとか、野球部のピッチャーと奈緒のやりとりとか、ちゃんとモブキャラも生きているように感じられます。こういうのって、世界に感情移入するのに重要だと思うのですよ。


そう言えば、麻枝作品で生徒会が主人公側なのは珍しいかも。なぜか生徒会や運動部が悪者になりがちな麻枝さんですが、今回の野球部も別に悪い描かれ方ではなかったので、心境の変化があったのか。ただ、科学者がいくらなんでも学園都市並に悪者すぎなのが無理がありますが、そこは目をつぶるしか無さそうですね。