株な日々 UTホールディングスの逆襲

以前、期待をかけて購入しながら無配転落で大幅安。以前、期待をかけて購入しながら無配転落で大幅安。泣く泣く損切りしたUTホールディングス(2146)だったのですが、実はその後買い戻してたりしました。




上のチャートで、2月9日のあとにガクンと落ちているのが分かるかと思いますが、これが、会社が下方修正と無配を発表した時。会社は同時に大規模な自社株買いも発表したのですが、それも効果なく叩き売られました。僕はこの前に500円で買っていたので、当然大打撃。「700円を目指す」なんて言っていたのですが、結局430円で投げ売り、もうここは懲り懲りだという心境だったのですが……。


よくあることで、僕が売った辺りを底として、株価は底堅い動きを見せます。となると考えどころ。


「あれ? これって無配嫌気売りが先に出尽くしたわけだから、あとは自社株買いで上がるだけじゃないの?」


無論、なかなか単純な理屈どおりには動いてくれないのが株の世界ですが、少なくともこの想定に穴は少ないように思われました。ここで思い切って買戻し。それも損失のリベンジを狙うべく、株数を1.5倍に増やして480円で購入です。


結果は見事成功。会社は公約通りに積極的な自社株買いを行い、株価は特に5月以降グングンと上昇。700円とはいかないまでも、600円を達成してくれました。そして先日6月12日に自社株買いは終了。これをもって「自社株買い期待の購入」という前提が崩れたため、僕も585円で売却しました。結局は、最初の損害を埋めて余りあるだけの利益が出せました。いやあ、これだけきっちりリベンジできると気持ち良いです(もっとも、だったらずっと持ち続けていたら良かったのに、ということも言えますが……)。


今回の教訓。「自社株買いは侮りがたし」。もちろん分量にもよりますが、今後は今まで以上に自社株買いのニュースには注目したいと思います。