どうなる? 中島争奪戦

さて、ドラフトも日本シリーズも終わり、いよいよストーブリーグの季節となりました。西武はとりあえずメヒアと炭谷の引き止めに成功。加えて、台湾から郭俊麟を獲得。5位という屈辱が堪えたのか、はたまた親会社の再上場で気合とお金が入っているのか、今年は割と良い感じでオフを進めつつあります。そして、これからの目玉が、かつてのスター、中島裕之の再獲得。


引退まで面倒見る!西武 中島に3年総額8億円+その先も(スポニチ)


なんか、いつも補強に消極的なチームとは思えないほどに力が入っていますね。確かに3番サードはドンピシャの補強ポイントなのですが、それ以上に中島の人気面も考慮しているのかもしれません。


一方、そんな古巣への最大のライバルはどうやら阪神。こちらも鳥谷の移籍が濃厚になったことで、さらに需要が高まったようで、なんと、


阪神4年12億で中島獲り!全力尽くす(デイリースポーツ)


などという記事が出ています。新聞辞令がどこまで正確かは怪しい(特に阪神さんの場合)としても、おいおい、という金額になってきました。なんで以前より高くなってるんでしょうか。


西武ファンとして、心情的には中島に戻ってきてもらいたい気はします。……が、冷静にアメリカでの数字を見ると、今年は3Aで.128、0本。2Aでも.266、6本という有り様。普通の新外国人選手なら、金額以前にまず見向きもされない水準です。仮に獲得できたとしてもどの程度期待できるのか、さらに、先々のことまで約束してしまうと、それこそ不良債権になってしまわないかと、心配も募ってしまうというもの。


復帰してくれたら嬉しい、でも、あまり高くなるようなら阪神に譲ったほうが、と、複雑な心境で見守るところであります。もちろん、復帰して大活躍というのがベストシナリオなのではありますが……。


個人的には、中島よりも松坂が復帰してくれたほうが嬉しいです。活躍率も松坂のほうが高いはず。ただ、こちらは条件面でソフトバンクに歯が立たないようで。悔しいながら、ソフトバンクの補強本気ぶりはうらやましいものです。