バディ・コンプレックス 第4話「決断の時」

ちょっと遅れ気味の感想ですが、まあ良いや。


習志野での休日。70年後の街を歩く青葉でしたが、街の様子はすっかり変わっていたのでした。……ということになってはいるのですが、視聴者的には、ほとんど変わってないようにしか見えないのが痛いところです。だって70年ですよ? 70年前だったら日本は第二次大戦中です。まあ戦中と比べるのは特殊としても、もっとこう、建物とか車とか服装とか、デザインが変わったものになってませんか? 青葉の通っていた高校跡が残ってましたが、現在、70年残っている校舎がどれだけあるでしょうか? 戦争で破壊されたとか言う前に、老朽化して建てなおされたというべきものでしょう。この点ははっきり言ってかなり残念描写でした。20年程度ならまだしもなのですけどねえ。なお、バスケは70年後でもある模様。野球はどうかな……。


今回も彼を案内したのは奈須まゆか特務士官。青葉のことが気になっているようですが、もし恋愛感情だとしたらどうしても雛に勝てる見込みが無いのが辛いところです。そこを打ち破って勝てたとしたら、それはそれで評価できますが。それにしても、彼女(16歳)に限らず敵味方とも子供を働かせ過ぎですね。ミッドチルダよりはマシとはいえ、子どもの権利条約とかもう無いですか、そうですか。


行くあてもなくシグナスに残る決心をした青葉ですが、ここまで、敵兵を殺すことに対する葛藤がないのが引っかかります。「戦争で敵兵だったら殺しても気にしない」なんてラディカルな考え方は、少なくとも現代日本高校生の普通の考え方ではないと思うのですがねえ。