西武の新外国人選手分析 その1

・レオ軍団、新外国人4人獲得発表(デイリースポーツ)


ヘルマンとサファテが去ったチームにおいて、来季の鍵を握る新外国人選手が先日発表されました。アメリカでの数字を見ながら期待度を検討してみたいと思います。


コーディ・ランサム
http://www.baseball-reference.com/players/r/ransoco01.shtml


ヘルマンの後釜を期待される内野手。後釜と言っても、ヘルマンよりもさらに高齢な37歳(来季開幕時には38歳)という年齢がやや気になりますが、短期補強と割り切り、そこはさておきとしましょう。


今季メジャーでは169打数32安打で、.189、本塁打9本という数字のようです。……いくら何でも打率が低すぎるような。詳細に見ると、三振が62ですから打数の3分の1以上、四球は22ですからそこそこ選んではいますが、特筆すべきほどでもありません。どうも大型扇風機になりそうな不安感が漂ってきますね。


そんな中、希望となるのはOPS.707というところでしょうか。一応7割超えなので、NPBならばこれを8割超えに持ってくることも、安直な計算としてはありうるでしょう。今季楽天で活躍を見せたジョーンズと、来日前年の成績としてほぼ同じというのも多少の救いにはなります。実績は全然違いますが。3塁守備の評価は並か、並の下程度のようですが、ヘルマンがはっきり下手だったので、ランサムが並レベルに守れるとしたら、守備面での貢献は大きそうです。


期待を込めて.240 25本 OPSでは.800といったあたりの成績を予測しておきます。イメージとしては今季中日にいたクラークみたいな活躍ですね。