直接対決を制し、2位フィニッシュ!

西武、8連勝締め!2位死守でCS本拠地開催決めた(スポニチ)


これは奇跡か、はたまた実力か。先日のAクラス確定に続いてやってしまいました。


もし一週間前の自分にこのことを告げたとしても、「2位? 数字的にはあるけどねえ」みたいな乾いた笑いしか出てこなかったんじゃないかと思いますが、ラスト14試合を12勝2敗のラストスパート。勢いも地の利も最高で、今日はもはや最初から負ける気がしないほどの強さでした。


もっとも、そういう時こそを足元を救われるのも野球だけに、多少は心配していましたが、今季の堂々たる4番、浅村が初回に先制2ラン。これで一気に流れを引き寄せましたね。ただ、ロッテはなぜに故障上がりの成瀬をぶっつけで持ってきたのか。直球が128キロとかで、いくら投球術の成瀬でも、これでは打ってくださいと言っているようなものです。昨日成瀬で今日松永のほうがよほど嫌だったのですけどねえ。


思い起こせば10.8というのは94年に巨人中日が優勝をかけて戦った最終決戦の日でもあります。その試合そのものははっきり言って巨人の一方的ペースで終わり、あまり面白くもなかったのですが、今日も結果としては西武の圧勝で、客観的にはあまり熱戦ではなかったですね。ただ、ここ最近ずっと接戦続きで疲れていたファンにとっては、最高のプレゼントでした。


最後の石井一久の引退セレモニーも感動的に行われ、今季ペナントレースは終了。中島も中村もいない苦しいスタートでしたから、優勝こそ逃したものの、2位というのは十分な戦績でしょう。いろいろありましたが、最後はまさに骨太でした。まあ、CSはおまけです。日本シリーズは優勝した楽天こそが出場すべきだと思いますが、もし西武が勝ち抜けるようならそれはそれで楽しみましょう。