翠星のガルガンティア 第6話「謝肉祭」

今回も、レドが仕事を探しつつ、次第にガルガンティアでの生活になじんでいく、ラスト以外は平和な回でした。漁に挑戦するも、コンピュータ補助なしのユンボロでは泳ぐことができずに沈没。その後単独挑戦したチェインバーも、レドよりは役に立つかと思いきや、肝心のところを理解しておらずに魚がすり身になってしまいました。まあ、おでんやちくわを大量生産するには良いと思いますが。結局レドとチェインバー、そしてガルガンティアメンバーのユンボロが力を合わせて、大釣果をあげるのでした。めでたしめでたしと。


結局、食堂だか居酒屋だかでピニオンがレドに語った


「そうじゃねえ、お前ってやつが見えねえんだよ」
「自分の欲望をわかってない奴が信頼されるかって」


という言葉が、レドの現状を言い当てているのでしょうね。悪いやつでは無さそうだが、なんだかよく分からないという距離感。なにしろレド自身分かっていません。それを見つけていくのが今作のテーマなのでしょうが……ううむ、どうも前置きが長くなってしまいました。つまり、



今回はエイミーたちの踊りに尽きる!



と言いたいわけですよ、はい。


最初はお店の踊り子かなと思っていたら、妙に3人娘と似ていたので、作画の都合か、それとも実際に3人なのかと迷っていたら、やっぱりエイミーたちでした。一体何をしてるんでしょうかね、彼女たちは。アルバイト? それとも実はダンス愛好会か何かを結成していて祭りの場を発表会にしてた? いずれにせよ、14・5の少女たちとはとても思えない上手さと妖艶さでした。未成年がお酒を出す店でそんなことしていて良いのかとか、レドならぬ視聴者としてもこの世界の文化が分からなくなってしまいそうですが、彼女たちの姿がレドの欲望の話と重ねて描かれていたのは、決して深読みとは言えますまい。


エイミーにいたっては、さらにマンツーマンで踊りを披露。今度はゆっくり目で幻想的でしたが、もはやエイミーがレドを誘惑しているようにしか見えませんね。まあ、誘惑まではいかずとも、エイミー側もそれなりにレドのことを意識はしてるんでしょう、多分。最後に出てきた「ヒディアーズ」のことは流しつつ、二人の進展を見守りたいところでありますよ。