プロ野球 パ・リーグ戦力分析2013 その1

さて、WBCも終わり、もう開幕まで一週間足らずです。やはりここは大急ぎで戦力分析をやっておかねば。例によって知識・情報不十分な点があろうかと思いますが、ご容赦ください。



オリックス・バファローズ
○2012年成績 57勝77敗10分 6位 443得点(6位) 525失点(6位) 得失点差 -82
主な戦力異動:
+糸井、平野恵、馬原、東野、ロッティーノ、ディクスン、ハモンド
−大引、木佐貫、寺原、スケールズ


最下位でしたが、オフの主役の一角でした。なんといっても大型トレードで糸井を獲得したのが大きな話題となりましたね。ただその一方で木佐貫を放出、さらに寺原もFAで去ってしまい、元々リーグ最低レベルだった投手陣がさらに弱体化している感も否めません。


まず先発ですが、相変わらずガラスのエース状態の金子がどこまで出来るか。続いて西、マエストリ、岸田、東野、井川あたりに、新外国人というところでしょうか。正直ギリギリの陣容というか、ほとんどやってみないとわからない状態であるように思われます。抑えは平野佳が従来のセットアッパーから転向。こちらの実力は疑いありませんが、ここ数年相当投げているので、そろそろ反動がきそうな気がします。それに平野につなぐまでの中継ぎも苦しい。馬原がダブルストッパーとして働いてくれると多少は楽になるのでしょうけどねえ。


一方、打線については間違いなく強化されました。坂口、平野恵、糸井、イデホ、T-岡田バルディリス、後藤と並んだら投げる方は嫌でしょう。明らかに打高投低のチームとなりました。守備が堅いのも見逃せません。


新任の森脇監督の手腕は良く分かりませんが、監督が変わるとチームに勢いが出るというのもよくある話で、要警戒です。ただ、総合力的には、いくら打ってもそれ以上取られるチームになるのではないかなという予想。上位進出は簡単ではないと思いますね。キーマンとしては、糸井はもちろんですが、WBCイタリア代表にもなったマエストリを挙げたいです。去年終盤のようなピッチングがシーズン通して出来れば、かなりの戦力になることでしょう。


【評価】 投手☆☆  野手☆☆☆☆  総合☆☆+