リトルバスターズ! 第19話「きっと、ずっと、がんばるのです」

クドの実力テスト奮闘記。通信教育で色々単位をとって、実は年下だったクド。これは意外な事実でしたね。原作やってても全然記憶に無かったですよ。小さいのもそのためと言いたいところですが、このくらいの年齢だともう成長済みで関係ないんだろうなあ……。


今回は、今作においては非情に珍しいことに、授業風景が描かれました。なにせこれまで、この学校には先生はいないのかと言いたくなるほど大人の姿が不在でしたからねえ。英語の授業でしたが、外国人なのにカタコト英語ということで笑われてしまうクドなのでした。しかし、ロシア出身でヨーロッパを転々として、イギリスやインドという英語圏でも過ごして、そこまで英語が苦手というのは、ちょっと不自然な感はありますね。ロシア語は話せるはずなのですが、発音は英語とそんなに異なるのでしょうか? まあ、このへんは僕もロシア語に詳しくないのでわかりませんが……。


ともあれ、実力テストに備えての勉強会が始まります。リトルバスターズのメンバーでは、無敵の姉御は置いといて、美魚と理樹が万能型、小毬が意外と英語が得意で、鈴は赤点ピンチレベル。で、葉留佳は度胸と鉛筆に賭けると。ここでもう一つ意外だったのが、得意分野でのクドの博識ぶりでした。宇宙に対する造詣が深いのは以前もちょっと出ていましたが、あんな化学式をスラスラ書いてしまうほど理系に通じていたとは。それを一瞬で説明する唯湖も、クドと本について語る佳奈多もレベルが高いことでした。


素材は優秀なのに焦って実力を発揮できなかったクドでしたが、解答欄のズレというのは、問題の理解そのものはしているということで、そんな気に病むことでもないでしょう(というか、任意受験なのに義務補習はどうかと思う)。彼女は明るく可愛らしい見た目に反して結構内向的なんですよね。そこがミスマッチの魅力とも言えますが。ただ、誰もが認める頑張り屋。きっと次の機会では良い結果を出してくれることでしょう。


一つ気になったのは、食堂でクドのことを揶揄していた子たちの描き方です。悪気はなかったとしても、思いやりもないですよね。これまでも似たようなシーンがありましたけど、こういう分かりやすい悪役の出し方というのは、どうも作り的に強引に感じられてしまいますよ……。


さて、次回はちょっと驚いたことに笹美のお話ですか。今回はクドルートの地ならしということだったんですかね。