ジョジョの奇妙な冒険 第19話「死の崖へつっ走れ」

シュトロハイム、堂々復活! これはもう「ドイツの科学力は世界一チィィィィ!! 」と書かずにいられませんね。当時はもとより、現在でもこんなサイボーグが出来るほどの科学力はありえませんが、こういった嘘を押し通せるパワフルさがジョジョという作品の魅力のひとつです。もちろん嘘も過ぎるとしらけますが、その辺りのさじ加減が絶妙。


なお、このセリフは原作では「ナチスの科学力」であったことは有名ですが、ナチスというのは政党名(しかも蔑称)であることを考えると、実はアニメ版のほうが表現としては正しい気もいたします。「自民党の科学力」とか言っても変ですしね。しかし、ナチスという言葉が言い換えられるのはやむをえないとしても、敬礼まで不自然に暗くなってしまうとは思わなんだ。一概に規制が不要とも言いませんが、難しいもんですねえ……。


さて、物語の方ですが、かろうじて赤石を守りきったジョジョたち。昼の間に攻勢に出るかどうかで意見が分かれます。珍しく慎重策を唱えたのがジョジョ。シーザーの言うことにも一理はあると思うのですが、そもそもあの建物、爆弾か何かで吹き飛ばしてしまえないものかと思ったり。せっかくドイツ軍人もいることですし、なんとか調達できないものですかね。さすがにスイス国内では大きな動きはできないのか……。敵の拠点が見えているだけにもどかしいものです。


次回はいよいよシーザーとワムウの決戦かあ……。固唾を飲んで待ちます。