たまこまーけっと 第3話「クールなあの子にあっちっち」

3話で進級というのは珍しいかもしれません。キャラを高1だと覚えていたらもう高2になっちゃいましたと。いまのところ、1話につき作中では一月半程度進んでいってますね。


で、今回の主役はOPでも目立っていた第4のヒロイン・朝霧史織。彼女がたまこの友達になるまでを描いたエピソードでした。それだけといえばそれだけなので、感想を書くにも困るのですが、逆に言えばそれだけのお話を実に細やかに飽きさせず描いてくれると、あらためて感心なのです。


たまこたちと仲良くなりたいのに、素直になれない史織。別にツンツンしていないのでツンデレとも違いますが、なんて言うんでしょうかね、こういう子は。まあそれはともかく、デラ(たまこよりも史織の方がタイプだったのか。というか鳥なのに……)は彼女のことを「おしとやかだ」「上品だ」と評しましたが、彼女自身の心中は、そんな自分の引っ込み思案を変えたいと思っているのでした。


頑張ってたまこに感謝の気持を伝えることが出来た史織。トイレで言葉を練習する彼女ほどの人見知りは極端かもしれませんが、それでも、「自分の思いを素直に他人に伝えられているか」というのは、我が身を振り返って考えさせられるところでありました。


それにしても、クラスメイトや担任というだけであれほど話しかけられる商店街かあ……。温かい環境ではありますが、少し鬱陶しそうにも見えてしまうのは、自分が個人主義社会に慣れてしまったからですかねえ。昔はああいうのが当たり前であったし、今も当たり前である地域も決して少なくないのでしょうけど。