たまこまーけっと 第2話「恋の花咲くバレンタイン」

2話にしてバレンタイン。前回は年末年始ですから、およそ一ヶ月が過ぎたということになりますか。鳥のデラもなんだかんだ言われつつも北白川家になじんだようで、商店街でも「鳥ちゃん」と呼ばれている様子。しゃべる鳥を皆受け入れているのはファンタジーですが、そこはそういうものとしましょう。


まず今回の注目どころは目覚めのたまこの眼鏡姿。彼女はコンタクト使用だったのですね。洗顔してすぐに眼鏡が外されちゃいますが、パジャマ姿では再び眼鏡に。アニメヒロインの眼鏡とコンタクトの使い分けなんて、普通はなかなか描写されませんから、このへんはさすがの細やかさです(どうでも良いですが、ハートキャッチプリキュアのつぼみはあれ、眼鏡をかけていないときはコンタクトなんですかね? それとも頑張って裸眼なんでしょうか……)。


前回はデラに焦点があたって目立たなかった学校の友達もクローズアップされました。みどりとかんなですね。覚えましたよ。ただ、髪が黄色いのに名前がみどりというのは少々混乱が。DSの脳トレにそんなの(色彩識別)がありましたっけねえ。男女双方に人気のあるみどりですが、のみならず、秘めた想いがあるらしきこともほのめかされていました。今のところ候補としてはもち蔵かたまこくらいしか思い当たりませんが、さて、どうなりますやら。


主人公のたまこ本人も、前回はデラに押されて影が薄い感もありましたが、今回は目一杯愛らしさが出ていました。彼女の場合、媚びた可愛さではなく、自然体の魅力という感じがあります。基本良い子なだけに、「ハゲ」と毒づくのはインパクトがあったり。その後ちゃんと父親と仲の良いところもしっかり見せてくれるのが心にくいです。あんまり完璧に良い子すぎても感情移入がしにくくなるわけで、学校でかんなと一緒にみどりをいじるシーンとか、こういったひとコマが彼女の人間味を感じさせてくれるなと思うわけです。


いまのところ、すごく面白いという感じではありませんが、手堅い作りで退屈はしませんね。微笑ましく見ているうちに30分が過ぎるという感じですよ。


……ところで、うさ湯の看板娘のさゆりさんが、センチメンタルグラフティの保坂美由紀に似てるなあ、なんて思った僕のような人間は、やっぱりいまどき少数派ですか、そうですか。