リトルバスターズ! 第13話「終わりの始まる場所へ」

公式サイトの謹賀新年イラストが可愛い。


さて、それはそうと美魚のお話は続きます。学校を休んでいるうちに異常に存在感が薄れていく美魚。リトルバスターズのメンバーですら、言われてやっと思い出すといった程度の認識になってしまいます。この「次第に忘れ去られる」という展開はONEあたりからお馴染みの(ONEはプレイした事無いですが)流れではありますが、力があるからこそ多用されるとも言えるわけで、切なさや不安感がよく出ていたと思いますね。


数日後、久々に理樹の前に姿をあらわした美魚ですが、彼に詩集を託し、海辺でその「カゲナシ」の秘密をさらして、再び姿を消したのでした。影がないというのは、アニメで見ると結構インパクトがありますね。これまで曲がりなりにも現実世界的なリアリティの中でやってきた今作ですが、この設定はファンタジー色が強いので、原作未プレイの方だと引っかかるところがあるかも? まあ、丁寧に進めているので大丈夫だろうとは思いますが。


過去作品の展開と異なるのは、いなくなった美魚の代わりに美鳥が「美魚」として教室に溶け込んでいったこと。でも、クラスメイトと元気に話をする彼女は、やっぱり理樹からすると「美魚」とは呼べない存在なのでした。話の流れ上悪役みたいになっちゃってますが、美鳥も別に悪い子ではないんですけどね。彼女の真の正体は次回に、ということで。


次回予告は「ミッションスタートだ」が無いという点で異色。理樹の本気が伝わります。それにしても、美魚ルートが2話に詰め込まれたりしないでよかった。スタッフの方GJです。