「大谷 日本ハム入り表明 功を奏した説得力ある交渉」(スポニチ)

まさか本当に口説き落としてしまうとは。去年は菅野で涙をのんだ日本ハムですが、今年は挑戦が実を結びましたか。まあ、日本球界としてはあれだけの素材ですから、単純に入ってくれるのは嬉しいことです。上手く育って、それからメジャーに挑戦するも良し、日本に残るも良し。ライバル球団ながら期待してます。


ただ、今回のようなことがもう起きないようにルールは整備すべきでしょうね。そもそも、事前に会見まで開いてメジャー志望を訴えたのですから、コミッショナー通達かなにかで12球団に指名禁止を言い渡すとか、そういう手はあったはずです。でも今のコミッショナーはそういうことしてくれないんですよね……。あるいは、プロ志望届の段階で「外国の球団のみ希望」と書かせるという手法もあるでしょう。こっちのほうがスマートかな。そこを明確にしないから混乱するわけで。


それにしても、一部の人がやれ「密約」だの言い出しているのには閉口というか、気分が重くなることです。大谷の心変わりを批判するならまだ分かるのですが(それでも、18歳に対して要求が厳しすぎるとは思いますが)、なんの根拠もなく密約というのは、ひねくれた邪推にしか見えませんですよ。